"スタイルズ荘の怪事件"
アガサ・クリスティー
田村 隆一・訳
アガサ・クリスティーの記念すべき処女作。
ポアロの登場する長編ミステリ。
戦争で負傷したヘイスティングは、旧友の招きで、閑静なスタイルズ荘で静養することにした。
しかし、そこで彼は奇怪な事件に巻き込まれることになるのである。
スタイルズ荘の女主人・エミリイ・イングルソープ夫人が、深夜、自身の部屋で毒殺されたのだ。
イングルソープ夫人は、十も年下の男と結婚したばっかりだった。
彼が犯人なのか。それとも犯人は別にいるのか?
スタイルズ荘の住人は、エミリイの夫、義理の息子でヘイスティングの旧友であるジョン、ジョンの妻、ジョンの弟、エミリイの相談相手のイヴリン、居候で薬剤師のシンシア…。
犯人は誰で、いったいどのようにイングルソープ夫人を毒殺したのか?
たまたま村に居合わせた、もとベルギー警察の名探偵ポアロがのりだし、彼の灰色の脳細胞が活動を開始する。
看護師の経験をもち、薬局勤めもしたことのあるクリスティーがおくる、薬物ミステリ。
ヘイスティングの語り口調で物語は進みます。
デビュー作とはいえ、完成度はとても高く、さすがは女王クリスティー!